米Googleは現地時間2012年10月12日、同社のビデオ共有サービス「YouTube」における検索アルゴリズムの変更を発表した。ビデオのクリック回数より視聴時間を重視し、検索結果の順位に反映させる。

 これにより、視聴者を引きつけている魅力的なビデオがランキングの上位に表示されるようになり、ユーザーが検索結果で見つけたビデオの視聴に費やす時間がさらに増えるとGoogleは期待している。これまで実施してきた機能向上とあわせて、「YouTube全体の視聴時間拡大に貢献しているビデオ製作者のチャンネルに恩恵をもたらすことになる」としている。

 Googleは今年の初め、YouTubeのおすすめ動画機能の強化を実施した。その際に「ユーザーがクリックしてもほとんど見ないビデオではなく、視聴者が実際に時間を費やして見ているビデオを優先する」と説明していた(米CNET News.comの報道)。

 10月11日には、ビデオ製作者向けパフォーマンス分析ツール「YouTube Analytics」を強化し、視聴された時間を確認できるようにしたことも発表している(過去ブログ記事)。

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