米Amazon.comは電子書籍閲覧端末の新モデル「Kindle Paperwhite」の画面の明るさにムラがあることを認める声明をWebサイトに掲載した。

 Amazon.comが2012年9月に発表し、今月発売したPaperwhiteは6インチディスプレイを搭載し、暗がりでも読書ができるようにライトを組み込んでいるのが特徴(関連記事:Amazonが「Kindle Fire HD」「Kindle Paperwhite」を発表)。同社ECサイトの商品説明のページには「あらゆる照明環境で完璧な読書体験を提供する」と記述されているが、米メディアの報道(米CNET News.com)によると、ライトが「完璧ではない」との苦情が寄せられていた。

 Amazon.comの声明は、特定の照明環境では画面下部の明るさが完全に均一ではない場合があると認めながらも、照明環境と画面の輝度設定によって違いがあるのは「普通のこと」であり、「ブックライトやライト付きカバーを使ったときよりは、明るさは均一だ」としている。また、異なる照明環境における画面の見え方のサンプルを掲載し、暗い部屋では輝度を低く設定することを勧めている。

 これとあわせて同社は、Paperwhiteがタブレット端末「Kindle Fire」や「Kindle Fire HD」のようなオーディオおよびテキスト読み上げ機能を備えていないこと、ストレージ容量が一部従来モデルより小さいこともあらためて告知した。