2012年10月10~12日に東京ビッグサイトで開催された「ITpro EXPO 2012」の特別展示「働き方はあなたが変える~BYOD時代のワークスタイル革命~」で、NECキャピタルソリューションによるリモート操作ツールなど、Ultrabook関連ソリューションが多数展示された(関連記事1関連記事2 )。

リモート操作ツールなどを展示したNECキャピタルソリューション

 NECキャピタルソリューションはリモート操作ツール「PIT-RemoteRescue for AMT」を展示した(写真1)。このツールは、インテルのアクティブ・マネジメント・テクノロジー(AMT)に対応したPCをリモートから操作できる。

 一般的なリモート接続ツールと異なり、OSが起動していない状態でも操作できるのが特徴。電源オンやBIOS画面の操作、ISOイメージを使用したOSの再インストールをリモートから実行できる(写真2)。情報システム担当者が遠隔地の拠点にあるPCを、現場に行かずにリモートからメンテナンスするなどの用途を想定している。

 ほかにも、HDD暗号化やPC無効化が可能なWinMagic社の「SecureDoc」を月額600円から提供する。導入時にはNECキャピタルソリューションによるサーバを利用するマネージドサービス形態となっていることから、自社にサーバを立てる必要がないというメリットがある。

写真1●NECキャピタルソリューションによるHDD暗号化やリモート操作ソリューションの展示
写真1●NECキャピタルソリューションによるHDD暗号化やリモート操作ソリューションの展示
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●リモートからPCを操作し、電源オンやOSの再インストールができる
写真2●リモートからPCを操作し、電源オンやOSの再インストールができる
[画像のクリックで拡大表示]

スマートデバイス対応のWeb会議システムを展示したブイキューブ

 ブイキューブは、Web会議システム「V-CUBE ミーティング」を出展した(写真3)。カメラ付きのUltrabookやスマートフォン、タブレットなどのデバイスを利用して、最大10人までのテレビ会議ができる(写真4)。

 Skypeなどの競合サービスに対する強みとして、参加者がPowerPointなどの資料を共有し、ペンツールなどで書き込みを加えながら会議を進めることができる。カメラ映像画面とは別にテキストチャットもあるため、URLなどの伝達も容易。最近では海外拠点とのテレビ会議の需要が高まっているため、今後はサーバーインフラの強化に注力していくという。

写真3●ブイキューブによるWeb会議システムの展示
写真3●ブイキューブによるWeb会議システムの展示
[画像のクリックで拡大表示]
写真4●PowerPointなどの資料に書き込みをしながら、最大10人でテレビ会議ができる
写真4●PowerPointなどの資料に書き込みをしながら、最大10人でテレビ会議ができる
[画像のクリックで拡大表示]

地図活用の営業支援システムを展示したゼンリンデータコム

 ゼンリンデータコムは、営業支援システム「絶対達成ナビ・コンセプト」を出展した(写真5)。ゼンリンの提供する地図上に営業マンの訪問先をマッピング(写真6)。商談の大きさや訪問回数によってアイコンの大きさが変わるため、地図を見ながら効率的な訪問ルートを決めることができる。

 ルート記録など、営業マンの行動を監視する機能はあえて搭載していない。あくまで訪問先の管理に徹することで、営業マンを支援するツールになることを目標としている。スマートフォンやiPadからも利用可能。

写真5●ゼンリンデータコムの営業支援ソリューションの展示
写真5●ゼンリンデータコムの営業支援ソリューションの展示
[画像のクリックで拡大表示]
写真6●地図上に訪問先をマッピング、営業の効率化ができる
写真6●地図上に訪問先をマッピング、営業の効率化ができる
[画像のクリックで拡大表示]

大塚商会はOffice 365導入支援サービスを展示

 大塚商会はOffice 365の導入支援サービス「たよれーる Office 365」を出展した。Microsoft標準のサポートはメールが中心だが、大塚商会は専用のコールセンターを設置。使い方や機能について電話サポートを受けることができる。他にもソフトバンク・テクノロジーの「Online Service Gate」による端末制御など、様々なサードパーティ製ソリューションを組み合わせて提供できるという。