写真●バルキー・インフォ・テックの「fMaintainer for SmartBiz+」の利用画面
写真●バルキー・インフォ・テックの「fMaintainer for SmartBiz+」の利用画面
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 2012年10月12日まで開催中の「ITpro EXPO 2012」で、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)はファイル共有クラウドサービス「SmartBiz+」の展示に力を入れている。特徴的なのは、同サービスと連携して動作するスマートフォン/タブレット端末向けアプリの紹介に多くのスペースを割いていること。いずれもパートナー企業が開発したアプリで、CTCは「Powered by SmartBiz+」と呼んでいる。

 それらの連携アプリの1つで来場客の注目を集めていたのが、バルキー・インフォ・テック(東京都新宿区)が11月中旬に発売予定の「fMaintainer for SmartBiz+」である。作業記録用アプリという位置付けで、例えば設備点検や訪問介護など、現場で実施した作業をその場から報告する業務での利用を想定する。

 本部の管理者が報告すべき作業項目を決め、そのフォーマットをSmartBiz+上に登録する。現場作業者のスマートフォンやタブレット端末がそれを取得。作業者がフォーマットに従ってデータを入力して保存すると、SmartBiz+上に登録され、報告が完了する仕組みだ(写真)。

 設備点検の現場は通信状態が悪いことが多く、常に同期を取るようなアプリでは使いにくいケースも考えられる。このためfMaintainerは、オフラインでの入力作業にも対応している。現場へ出発する前にオフィスでフォーマットを取得しておけば、外出先の通信状態の影響を受けずに作業できる。バルキー・インフォ・テック事業統括本部執行役員兼事業統括部室長の西田幸作氏は「担当者にとって報告作業の柔軟性が高まる」と話す。

 fMaintainerの利用料金は、1アカウント当たり月額500円の見込み。SmartBiz+の利用料は別にかかる。

■変更履歴
最初の段落で「Powered by SmartBiz」としていましたが、正しくは「Powered by SmartBiz+」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/10/15 10:50]