写真●Trustproに新たに追加された「MessageChattle」の画面
写真●Trustproに新たに追加された「MessageChattle」の画面
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 TDCソフトウェアエンジニアリングは、2012年10月10日から東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2012」において、同年8月にSNS機能を追加した営業支援PaaS「Trustpro」を展示している。

 新たに追加したSNS機能とは、メッセージ投稿サービスだ。Trustproにログインした営業担当者同士でメッセージをやり取りすることで、「MessageChattle」と呼ぶメッセージ表示画面から商談の状況を把握できる。

 その画面には、営業担当者が自分に関係する商談情報を一覧から「フォロー」する機能や、フォローした商談の情報だけを画面に表示する機能を備える。「ほかの商談の情報に流されて、自分がかかわる商談の状況を見失うといったことを防げる」(説明員)。

 MessageChattleではPC用の画面とスマートフォンなどのモバイル端末用の画面の2種類を用意している。「営業担当者は出先からでも、自分が関係する商談の状況をすぐに把握できる」(説明員)。

 Trustproの特徴は、商談管理や問い合わせ管理など、営業支援システムの機能ごとにアプリケーションテンプレート19種類を提供していること。この中から、必要なテンプレートを選んでアプリケーションを開発することで、最短1週間で業務で使えるようになるという。

 またブースでは、Trustproの導入事例としてアサヒグループホールディングスの場合を紹介している。プライベートクラウドにTrustproを導入したケースだが、グループ各社の営業支援システムを集約したことで、運用コストを4割削減できたという。