写真●ストレージ向けフラッシュキャッシュ「VFCache」
写真●ストレージ向けフラッシュキャッシュ「VFCache」
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 EMCジャパンは2012年10月12日まで東京ビッグサイトで開催中の「ITpro EXPO 2012」展示会にて、ストレージのアクセスを高速化するフラッシュキャッシュ「VFCache」を展示した(写真)。2012年10月9日に発売したばかりの新製品である。

 VFCacheは、フラッシュメモリーを搭載したハードウエアで、サーバーマシンのPCI Expressに装着して使用する。SAN(Storage Area Network)、iSCSI環境のストレージなどの前段に配置し、ライトスルーキャッシュとして動作する。これによりストレージの読み出し性能が向上する。

 300Gバイトと700Gバイトの2種類のモデルがあり、WindowsとLinux、およびその仮想化環境に対応。価格(税別)は、300Gバイトのモデルが約190万円、700Gバイトのモデルが約340万円である。

 展示ブースのパネルには、VFCacheの未使用時と使用時の性能比較結果を表示した。Oracleデータベースではレスポンスタイムが60%向上し、トランザクション数が210%増加したという。Microsoft SQL Serverではそれぞれ87%と260%だったという。