Windows 8の予約受付を開始した「ビックカメラ.com」
Windows 8の予約受付を開始した「ビックカメラ.com」
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ソニーの「VAIO Duo 11」の予約受付も始まった。実勢価格は約15万円
ソニーの「VAIO Duo 11」の予約受付も始まった。実勢価格は約15万円
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Windows 7の「窓辺ななみ」に続くキャラクターとして「窓辺ゆう」「窓辺あい」が登場。DSP版はそれらを使った限定パッケージでも販売する。上はTSUKUMOのWebサイトが掲載した画像
Windows 7の「窓辺ななみ」に続くキャラクターとして「窓辺ゆう」「窓辺あい」が登場。DSP版はそれらを使った限定パッケージでも販売する。上はTSUKUMOのWebサイトが掲載した画像
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 Windows 8のパッケージ、およびWindows 8を搭載したパソコンの予約受付が2012年10月12日に開始された。同日が“解禁日”と設定されていたもようで、同日午前0時を迎えるとともに、各ショッピングサイトが情報を公開。予約の受付を開始した。パッケージの発売は10月26日。パソコンは機種によって発売日が異なるが、同じく26日以降となる。

 予約が可能になったWindows 8のパッケージは、ビジネス向けエディション「Windows 8 Pro」のアップグレード版と、家庭向けの「Windows 8」をWindows 8 Proにアップグレードするための「Windows 8 Pro Pack」。いずれも、2013年1月31日まで期間限定で販売される発売記念の優待版だ。実勢価格はいずれも約6000円と、かなり割安となっている。

 Windows 7の場合、発売前に実施された10日間限定の先行予約キャンペーン時でも、「Home Premium」のアップグレード版が7777円、「Professional」のアップグレード版が1万4777円だった。発売後に提供された数量限定優待版は、Professionalのアップグレード版で約2万1000円。これらに比べると、Windows 8 Proのアップグレード版は破格の安さといえる。アップグレードの対象は、Windows XP/Vista/7。32ビット版と64ビット版のDVDをそれぞれ同こんする。

 また、自作パソコンユーザー向けの「DSP版」の予約受付も始まった。旧OSの入っていない空のハードディスクや仮想環境へ新規にインストールできるパッケージで、Windows 8とWindows 8 Proがある。実勢価格はWindows 8が約1万1000円、同Proが約1万6000円。DSP版は32ビット版と64ビット版が別のパッケージに分かれている。DSP版には、オリジナルキャラクター「窓辺ゆう」「窓辺あい」を使った限定パッケージもある。Windows 8 Pro DSP版(64ビット)に同社のBluetooth対応マウス「Wedge Touch Mouse」を組み合わせた商品で、キャラクターの画像や音声データが付属する。付属データの違いによる下位製品と上位の「秋葉原限定版(秋葉原リミテッドエディション)」がある。価格は約1万8000円~2万円。

 DSP版については、Windows 7までのDSP版と提供方法が変わっている。従来のDSP版は、CPUやメモリー、ドライブなどのパーツとセットで販売され、そのパーツを組み込んだパソコンでしか利用できなかった。一方、Windows 8のDSP版は、海外では「システムビルダー向け製品」と呼ばれているもので、OS単体のパッケージとして提供される。

 なお、Windows 8では、これまで「通常版」と呼ばれていた、新規インストールが可能なフルパッケージが提供されない。従って、新規インストールしたいユーザーは、上記のDSP版を利用することになる。ただし、DSP版にはマニュアルが付属せず、マイクロソフトによるサポートも受けられない。

 Windows 8を搭載したパソコンの予約受付も始まっている。例えば、11.6型のタッチ液晶を搭載し、液晶をスライドさせるとタブレット端末のようにも使えるソニーの「VAIO Duo 11」(SVD11219CJB)は、実勢価格約15万円となっている。

 東京・秋葉原のパーツショップは、Windows 8発売に合わせ深夜販売イベントを実施する。「ドスパラ秋葉原本店」は10月25日の午後9時からトークショーや抽選会を開催。「TSUKUMO eX.」もWindows 8を深夜に販売する。