キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は2012年10月11日、グループ社員向けにKDDIのiPhoneを約5000台、東芝と富士通のウルトラブックを約1万2000台導入すると発表した。社内の情報共有の速度を上げ、顧客の要望に素早く対応できるようにする。

 すでにキヤノンMJはKDDIからiPhone 4Sを2000台以上導入済み。これを2012年末までに5000台に引き上げる予定だ。大半がiPhone 4Sになる見込みで、一部iPhone 5になる可能性がある。営業担当者が外出先で資料を見たり、商談情報をすぐに営業支援システムに入力したりできるという。

 また2012年10月から順次、ウルトラブックも導入する。採用するのは東芝の「dynabook」と富士通の「LIFEBOOK」。主に営業担当者がdynabook、間接部門の社員がLIFEBOOKを使う。

 端末の刷新とともに、日本マイクロソフトの「Microsoft Exchange」と「Microsoft Lync」も採用。電子メールやスケジュール・在席管理などに生かし、社内外での業務を支援する。キヤノンMJは投資額を明かしていない。