写真●HP CloudSystem Matrixを構成するHP 4400 Enterprise Virtual ArrayとHP BladeSystem c7000エンクロージャー
写真●HP CloudSystem Matrixを構成するHP 4400 Enterprise Virtual ArrayとHP BladeSystem c7000エンクロージャー
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 日本HP(ヒューレット・パッカード)は、東京ビッグサイトで2012年10月12日まで開催中の「ITpro EXPO 2012」で、クラウド構築・運用のソリューションである「HP Converged Cloud」と、その実現のための主要なプラットフォームである「HP CloudSystem Matrix」(写真)を展示している。

 HP Converged Cloudは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、マネージドクラウド、伝統的なオンプレミスのシステムを適材適所で選択しながら、オープンなアーキテクチャに基づくクラウド環境を構築・運用しようというソリューション。その際、異なる環境に対して統合的な管理およびセキュリティ機能を提供する。2012年春に発表されたもので、「HP Converged Infrastructure」「HP Converged Management and Securityソフトウェア」「HP Converged Information」といったHPの既存ソリューションを組み合わせて実現する。

 このうちHP Converged Infrastructureは仮想化技術を活用してハードウエア、ソフトウエア、サービスをアプライアンスとして統合して、ITリソースの利用を最適化するソリューション。展示されているHP CloudSystem Matrixはそのコンセプトを具体化した製品であり、必要とされる機能レベルに合わせて、サーバー、ネットワーク、ストレージなどの物理基盤、仮想化ソフトやOS、OS上で稼働するアプリケーションとその設定まで構成を柔軟に設定できる。具体的にはアイコンを使った操作画面でシステムを自動構築する機能や、仮想サーバーの最適配置をシミュレーションする機能などを備えている。