写真1●Android端末上で「VQS collabo for Android」の動作を確認できる
写真1●Android端末上で「VQS collabo for Android」の動作を確認できる
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写真2●他社のWeb会議システムと音の違いを聴き比べられるデモ
写真2●他社のWeb会議システムと音の違いを聴き比べられるデモ
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 VQSマーケティングは、Android端末対応のWeb会議システム「VQS collabo for Android」を、2012年10月10日~12日に東京ビッグサイトで開催しているITpro EXPO 2012に展示している(写真1)。「パソコンでWeb会議に参加するのは準備に手間がかかり面倒」という顧客からのニーズに対応した製品で今夏から発売開始した。

 VQS collabo for Androidは、同社がすでに発売しているWeb会議システム「VQS collabo」のAndroid版。同社は約10年前からWeb会議システムを手掛けてきたいわば「老舗」で、発売以来「会議の雰囲気までもが伝わる音質」にこだわり続けてきた。VQS collabo for Androidでも、NTTサイバースペース研究所の音声圧縮技術である「TwinVQと同等」(同社・担当者)という音質が実現されている。また、VQS collaboで実現された手書き機能も備え、Android端末で会議資料を共有し、会話しながら書き込むといった使い方も可能だ。

 今回のITpro EXPOの展示ブースでは、元の音源や携帯電話、他社のWeb会議システムの音質と聴き比べることのできるデモを用意(写真2)。来場者が、同社のWeb会議システムの音質を、実際に確認できる環境を用意している。

 VQS collaboは、現在iPad版も開発中で2013年夏の発売を予定している。同社のサーバーを利用するASP・SaaS型と顧客の専用システムに導入するパッケージタイプで提供される。価格は、ASP・SaaS型が10ユーザーIDで初期費用1万円(税別)、システム利用料が月間1万円(税別)から、パッケージタイプが100ユーザーIDで初期費用20万円(税別)、システム料130万円(税別)、保守料が年間19万5000円(税別)。

■変更履歴
当初、第2段落で「TwinVQを採用」としていましたが,正しくは「TwinVQと同等」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2012/10/12 17:40]