写真1●一番下のユニットが電子錠遠隔管理ユニット「RMS-EL30」。右が電子錠
写真1●一番下のユニットが電子錠遠隔管理ユニット「RMS-EL30」。右が電子錠
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写真2●RMS-EL30が搭載する管理画面
写真2●RMS-EL30が搭載する管理画面
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 アバール長崎は、FeliCaで開閉できるサーバーラックの電子錠システムを、2012年10月10日から12日まで開催中の「ITpro EXPO 2012」で動態展示している。電子錠遠隔管理ユニット「RMS-EL30」を中心に、電子錠やFeliCaリーダーなどで構成する(写真1)。

 主にデータセンター事業者での利用を想定している。サーバー室に入室したユーザーがFeliCaをリーダーにかざすと、ユーザーが利用権限を持つラックの電子錠のみ開くことができる。入退室管理用と同じFeliCaを利用でき、入退室とサーバーラック錠の開閉を一元化できる。

 1台のRMS-EL30で15ラック分の電子錠を管理可能。RMS-EL30はWebアプリケーションの管理サーバー機能も搭載し、サーバーラック錠の状態やログを管理できる(写真2)。1台のRMS-EL30をマスターとすると、最大9台のRMS-EL30をスレーブとして運用可能だ。10ユニット(150ラック)以上を管理したい場合は、専用の管理サーバーが別途必要になる。

 RMS-EL30の価格はおよそ30万円。電子錠はグレードによって異なり、1台当たり6000円から3万円程度という。

■変更履歴
当初、タイトルおよび本文中で社名を「アーバル長崎」としていましたが,正しくは「アバール長崎」です。お詫びして訂正します。タイトル、本文は修正済みです。 [2012/10/12 11:00]