写真1●発表会の様子 左から、女優の清水くるみさん、NTTドコモの加藤薫社長、女優の広末涼子さん
写真1●発表会の様子
左から、女優の清水くるみさん、NTTドコモの加藤薫社長、女優の広末涼子さん
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 NTTドコモは2012年10月11日、都内で発表会を開催し、スマートフォンや携帯電話の2012年冬モデルの新製品16機種を発表した(写真1)。

 今回の冬モデルでは、すべてのスマートフォンが同社のLTEサービス「Xi」(クロッシィ)および下り最大100Mビット/秒での通信に対応したことや、クアッドコアCPUや大容量バッテリーを搭載した機種が増えたことなどを売りとしている。

写真2●NTTドコモの2012冬モデルラインアップ
写真2●NTTドコモの2012冬モデルラインアップ
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 16機種のラインアップの内訳は、Androidスマートフォンが9機種、Androidタブレット端末が1機種、携帯電話が4機種、モバイルルーターとフォトパネルが1機種ずつとなっている(写真2)。モバイルルーターおよびフォトパネルのみ2013年1月発売予定で、それ以外は11月から12月にかけて発売する。

クアッドコアCPU搭載のGALAXYシリーズ2機種が発売

 主力端末となるスマートフォンは、高性能モデルなどを含む先進ユーザー向けの「docomo NEXT series」に属するスマートフォンが3機種、おサイフケータイや赤外線通信、ワンセグなど従来型携帯電話からの機能を多く引き継ぐ「docomo with series」に属するスマートフォンが6機種となっている。

写真3●クアッドコアCPU&Android 4.1搭載の「GALAXY S III α SC-03E」
写真3●クアッドコアCPU&Android 4.1搭載の「GALAXY S III α SC-03E」
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 docomo NEXT seriesに属する3機種は、以下の通り。韓国サムスン電子製の「GALAXY S III α SC-03E」(写真3)は、販売中のGALAXY S III(SC-06D)のスペックを強化したプレミアムモデル。クアッドコアCPUを搭載し(SC-06DはデュアルコアCPU)、Android 4.1を採用している。ユーザーの目の動きを感知して画面消灯を抑える「スマートステイ」機能など、SC-06Dが備える機能はそのまま引き継いでいる。

写真4●付属のペンを使った手書き機能が売りの「GALAXY Note II SC-02E」
写真4●付属のペンを使った手書き機能が売りの「GALAXY Note II SC-02E」
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 同じく韓国サムスン電子製の「GALAXY Note II SC-02E」(写真4)は、GALAXY Note(SC-05D)の後継機種で、5.5インチ有機ELディスプレイと1.6GHzのクアッドコアCPUを搭載している。OSはAndroid 4.1で、上記GALAXY S III αとこのGALAXY Note IIのみが発売時点でAndroid 4.1を搭載する予定(他機種は後日アップデート予定)。メモリー容量(RAM)はGALAXY Noteから倍増となる2Gバイトで、バッテリー容量も同2500mAhから3100mAhへと大幅に増えている。

写真5●「IGZO」液晶ディスプレイを搭載した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」
写真5●「IGZO」液晶ディスプレイを搭載した「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」
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 シャープ製の「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(写真5)は、タッチパネルの認識精度と応答性を高めた同社の新世代液晶ディスプレイ「IGZO」を搭載した初のスマートフォン。4.9インチの同ディスプレイを採用し、バッテリー容量は2320mAh。CPUは1.5GHz駆動のクアッドコアCPU。そのほか、今回のdocomo NEXT series3機種の中で唯一、「FeliCa+TypeA/B」に対応したNFC機能を内蔵している。