写真1●「dマーケット」に追加されるゲームプラットフォームの「dゲーム」
写真1●「dマーケット」に追加されるゲームプラットフォームの「dゲーム」
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 NTTドコモは2012年10月11日、2012年冬モデルの新機種発表会を開催し、スマートフォンなどの新機種(関連記事)とともに新サービスを発表した。現在同社が動画や音楽、電子書籍などを提供しているマーケット「dマーケット」(関連記事)を拡充し、ゲームを提供する「dゲーム」(写真1)、日用品など実際の物を購入できる「dショッピング」の2つを新たに開設する。「dゲーム」は11月下旬、「dショッピング」は12月中旬から提供を開始する予定である。

写真2●マルチキャリア対応を特徴として挙げる
写真2●マルチキャリア対応を特徴として挙げる
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 dゲームの最大の特徴は、NTTドコモ自らが「マルチキャリア」対応をうたっていること(写真2)。契約している携帯電話事業者によらず利用でき、当初提供するゲームは15タイトル。NTTドコモオリジナルの新作も3タイトル含まれる。

 dゲームで提供するゲームはWebブラウザを介して利用するものであるため、対象となる機器は多い。NTTドコモが挙げているdゲーム対応予定機種は、Android 2.2以上を搭載するスマートフォンおよびタブレット、iPhone 3G/3GS/4/4S/5など。STYLEシリーズなどのフィーチャーフォンにも対応する。

 dゲームを利用するための基本料や登録料は無料。一部ゲーム内のコンテンツは有料となる。NTTドコモの契約者が有料コンテンツを購入する場合は、前払い制の「dコイン」やドコモポイントによる交換、「ドコモ ケータイ払い」が利用できる。NTTドコモの契約者以外の場合は、クレジットカードやWebマネーによる決済となる。

写真3●「ドコモ ケータイ払い」で物品を購入できる「dショッピング」
写真3●「ドコモ ケータイ払い」で物品を購入できる「dショッピング」
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 マルチキャリア対応をうたったことについて同社は、「ソーシャルゲームを提供するからには幅広いユーザーに使ってもらう必要があり、NTTドコモのユーザーだけに閉じていてはゲームとして広がらない」と説明。また加藤薫代表取締役社長は「将来的にはグローバル展開を目指している」と語った。

 なお、dショッピング(写真3)はNTTドコモの契約者のみが対象のサービスで、対応予定機種はAndroid 2.2以上を搭載する同社のスマートフォンおよびタブレットとなる。「ドコモ ケータイ払い」で物品を購入できる。