大改造されたeBayのWeb画面例
大改造されたeBayのWeb画面例
[画像のクリックで拡大表示]

 米eBayは現地時間2012年10月10日、「eBay」サイトのリニューアルを発表した。デザインを大幅に変更し、ユーザーにぴったりの商品をより直感的に素早く検索、閲覧、購入できるようにした。「パーソナル」「グローバル」「モバイル」に焦点を当て、ショッピング体験のさらなる向上を図ったとしている。また先月発表した新たなロゴの掲載を同日開始した。

 新版のサイトでは、さまざまな販売事業者による商品画像がカードのように並んで表示され、画面をスクロールすると次々に商品画像が「フィード」される。任意の画像をクリックしてさらに詳しい情報を確認したり、フィードから特定のアイテム画像を非表示にしたりできる。

 eBayアカウントを登録しているユーザーは、パーソナルなフィードを作成できる。検索履歴や購入履歴、およびユーザーが入力した条件などに応じて、ユーザーの気に入りそうなアイテム画像がフィードされる。

 複数の米メディア(Wall Street JournalTechCrunchCNETなど)は新しいeBayについて、写真共有SNS「Pinterest」にそっくりだと評している。新版サイトは今後100日間で世界のユーザーに利用可能になる予定だが、「http://www.ebay.com/feed」にアクセスすればすぐに新版に移行できる。

 またeBayは、限定テストを行っていた当日配送サービス「eBay Now」の一般提供をサンフランシスコで開始した。他の地域にも順次拡大するとしている。米Toys'R'Usや米Targetなど提携小売事業者の商品をモバイルから注文してその日のうちに商品を配達してもらえるサービスで、iOS向けアプリケーションを米AppleのApp Storeから入手できる(iOS 5.0以降で利用可能)。

[発表資料へ]