写真●21社が出展した「Windows Server 2012 World」ブース
写真●21社が出展した「Windows Server 2012 World」ブース
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 2012年10月10日に開幕した「ITpro EXPO 2012」展示会。「Windows Server 2012」に対応する、あるいは対応を予定する製品やサービスを一堂に集めた企画展示ブース「Windows Server 2012 World」(主催:日経BP社)に多くの来場者が集まった。

 同ブースに出展したのは、アマゾン データ サービス ジャパンやネットアップ、NEC、富士通など21社。クラウド型Windowsアプリ開発環境やWindows Server用ストレージ、Windows環境のイメージバックアップツール、デスクトップとアプリケーションの仮想化ソリューション、グループウエア、NASなどが展示されている。

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、クラウドサービスとしてWindows Server 2012を利用できる「IIJ GIO Windows Server 2012」を出展。同サービスは、無償パイロットサービスとして10月末からスタートする予定だ。同社はWindows Server 2012の新機能として、高可用性と災害対策、仮想化対応Active Directory、セキュアでシームレスなリモートアクセス、複数サーバーを統合管理できるサーバーマネージャー、仮想化ストレージ領域「ストレージプール」、仮想化デスクトップサーバーの構築を自動化すること、などをメリットとして挙げる。

 データジャパンは、Windows Server 2012の仮想デスクトップサービスを利用し、中小企業向けに仮想デスクトップ環境を構築する「データジャパン Windows クラウド」を紹介している。同社のデータセンター内で稼働するWindows Server 2012のデータをあたかもユーザー企業のローカル環境にあるデータとして利用できるサービス。1アカウントからサービスを提供するため、個人事業主や小規模事業所でも利用することができるという。

 シスコシステムズは「Cisco Unified Computing System(Cisco UCS)」を展示。Cisco UCSはx86ベースのサーバーファミリーだ。Windows Server 2012も既にサポートしているという。

 ビットアイルは、日本マイクロソフトの「System Center」と「HyperーV」を活用し、Windows Server環境で稼働するシステムの構築・運用・管理に最適化したプライベートクラウドサービス基盤「Cloud Center for Windows」を紹介。2013年1月中旬に予定されるバージョンアップでは、「Windows Server 2012 HyperーV」に対応するという。