写真1●パソコン一体型レシートプリンター「TM‐T88V-DT」
写真1●パソコン一体型レシートプリンター「TM‐T88V-DT」
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●モバイル型プロジェクター「EB‐1776W」
写真2●モバイル型プロジェクター「EB‐1776W」
[画像のクリックで拡大表示]

 エプソン販売は、「ITpro EXPO 2012」併催の「eドキュメントJAPAN 2012」で、スマートフォンやタブレット端末といったスマートデバイスと連携できるパソコン一体型レシートプリンターおよびモバイル型プロジェクターを展示している。

 このうちパソコン一体型レシートプリンター「TM‐T88V-DT」は、スマートデバイスやWindowsパソコンのWebアプリケーションを使って、バーコードスキャナーや磁気カードリーダー、キーボード、カスタマディスプレイ、タッチパネルモニターといったPOS端末に必要な周辺機器を制御できる(写真1)。「これ1台あればPOS端末としてだけでなく、受付端末、書店の検索端末などとしても使える」(同社説明員)という。

 本機のほかにパソコンを置く必要がないため、カウンターなどの限られたスペースを有効活用できるのも特徴の一つだ。16GバイトのSSD(半導体ディスク)を内蔵し、USBやイーサネット、シリアル、VGAといったインタフェースも搭載。JavaScript APIを公開している。

 なお、この製品はITpro EXPO 2012の開幕日に合わせて発表された。同年11月12日に発売する予定。

 一方のモバイル型プロジェクター「EB‐1776W」も、スマートデバイスとの連携が可能だ(写真2)。エプソン販売が用意する無料アプリをスマートデバイスにインストールすれば、スマートデバイスの画面をそのまま投写できる。例えば、客先でプレゼンテーションを行うような場合、ノートパソコンよりもスマートデバイスの方が手軽である。

 このほか、ビジネス向けインクジェットプリンターでも、一部の機種を除いてスマートデバイスとの連携が可能。同社は、スマートデバイスの普及をにらみ、連携する製品を取りそろえている。