みずほ銀行で2011年3月に発生した大規模システム障害に関して、金融庁が業務改善命令を解除した。みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループ(FG)は3カ月に1度、システム改善の進捗状況を金融庁に報告していたが、9月10日に報告命令が解除された。

 金融庁は2011年5月31日に、みずほ銀行とみずほFGに対して、業務改善命令を出していた。みずほ銀行とみずほFGは命令に従って、情報システムの改善計画を立て、その進捗を金融庁に報告していた。

 みずほ銀行は2012年3月までの1年間にわたって、再発防止策に取り組んだ。また2012年4月に、みずほFG、みずほ銀行、みずほコーポレート銀行(CB)の組織を統合したほか、2016年3月をメドに、みずほ銀行、みずほCB、みずほ信託銀行の勘定系システムを統合する予定である。