写真●スマートデバイス向けリモートデスクトップ・ソフトウエアの画面
写真●スマートデバイス向けリモートデスクトップ・ソフトウエアの画面
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 NECは2012年10月5日、Android端末からWindowsの業務画面を遠隔操作するためのシンクライアントソフト「スマートデバイス向けリモートデスクトップ・ソフトウエア」(写真)を発表、同日に販売開始した。矢印キーなどの機能キーや半透明のマウス/キーボードなどにより、Windowsの操作を容易にしている。

 企業向け(業務用途)の、Android版シンクライアントソフトである。画面情報端末プロトコルはRDP(リモート・デスクトップ・プロトコル)で、Android端末上でスタンドアロンで動作する。価格(税別)は、年間保守サポートを含んで10ライセンス(最小構成)で5万円、100ライセンスで30万円など。モジュールは、NECが用意する専用のWebサイトから個々のAndroid端末にダウンロードする。

 特徴は、タッチパネルでありながら円滑にマウス/キーボード操作ができるように入力支援機能に注力していること。例えば、透明とした日本語109相当のソフトウエアキーボード(およびテンキー)とマウス、矢印キーやTABキーといった機能キーのためのショートキーボード、ウインドウの最大化/最小化/閉じる機能のための小型ボタン群、などを利用できる。

 稼働OSは、Android 2.3、3.0、4.0。接続先となるWindowsは、RDPが使えるWindowsXP/7、Windows Server 2008などの各種OS。