iOS端末でも使えるようになったStreet View
iOS端末でも使えるようになったStreet View
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 米Googleは現地時間2012年10月4日、地図表示サービス「Google Maps」の「Street View」機能をモバイル端末のWebブラウザーで利用できるようにしたと発表した。これにより米Appleの最新モバイルOS「iOS 6」を搭載した「iPhone」や「iPad」でStreet Viewを使えるようになった。

 同機能を利用するには、Webブラウザーで「maps.google.com」サイトにアクセスして場所を検索し、画面の右下に表示される人形アイコン「Pegman」をタップする。路上から見渡した景色や近隣の道順を確認できるほか、街中で新しい店を見つけたり、レストランの店内の様子を画像で調べたりできる。

 Googleは、iOS 6端末でGoogle Mapsに手軽にアクセスできるように、そのブックマークをホーム画面に保存しておくことを勧めている。

 iOS 6では、従来採用していたGoogleの地図アプリケーションに代えて、Appleが独自に開発した「Maps」を実装した。そのため、それまで利用できていたStreet Viewが使えなくなった。また、AppleのMapsは地図情報に誤りがあるなど品質の低さが問題となり、多くの苦情や批判が続出した。同社のTim Cook最高経営責任者(CEO)が謝罪声明を発表し、Mapsを改良するまでの代替手段としてGoogle Mapsや米Microsoftの「Bing」など競合サービスを使用することを提案した(関連記事)。

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