写真1●CEATEC JAPAN 2012のシャープブース
写真1●CEATEC JAPAN 2012のシャープブース
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 2012年10月2日から幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2012」において、シャープは複数の高精細ディスプレイ製品を参考出展した(写真1)。

 ケース内への展示となったタブレット製品は、2560×1440ドット(221ppi)の「13.3型 IGZOタブレット」(写真2)、2560×1600ドット(299ppi)の「10.1型 IGZOタブレット」(写真3)、そして1280×800ドット(217ppi)の「7型 電子ステーショナリー」(写真4)の3モデル。いずれも参考出展で、プロセッサやOSといったスペックは非公開だが、ブース担当者の説明ではAndroidにもWindowsにも対応できるという。

写真2●13.3型 IGZOタブレット
写真2●13.3型 IGZOタブレット<br>2560×1440ドット・221ppi。
2560×1440ドット・221ppi。
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写真3●10.1型 IGZOタブレット
写真3●10.1型 IGZOタブレット<br>2560×1600ドット・299ppi。
2560×1600ドット・299ppi。
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写真4●7型 電子ステーショナリー
写真4●7型 電子ステーショナリー<br>1280×800ドット・217ppi。
1280×800ドット・217ppi。
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 10型の画素密度は299ppiで、iPadの現行モデル(2048×1536ドット、264ppi)を上回っている。一方、13.3型が221ppiとやや低めになっている点については、「パネルの技術では299ppiの13.3型タブレットも実現可能だが、グラフィック処理の性能が追いつかないため、現時点ではこの解像度にとどめている」(ブース担当者)とのことだ。

 ほかにもシャープはPC向けの「32型 4K2Kディスプレイ」や、443ppiの超高精細パネル「5型 高精細ディスプレイ」を参考出展した。

 32型 4K2Kディスプレイ(写真5)は、Windows 7をインストールしたHP製のワークステーションに接続し、タッチやペンによる操作が可能な状態での展示となった。ビデオカードとして、4K2Kの6画面出力や8K4K表示も可能な「AMD FirePro W600」を搭載。PCとディスプレイの間は一般的なDisplayPortケーブルで接続している。現時点ではWindows 7を搭載しているが、Windows 8にも対応可能とのこと。

写真5●32型 4K2Kディスプレイ<br>3840×2160ドット・140ppi。
写真5●32型 4K2Kディスプレイ
3840×2160ドット・140ppi。
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 5型 高精細ディスプレイ(写真6)は、スマートフォンにも搭載可能なサイズでフルHDを実現し、443ppiという非常に高い画素密度を誇る。すでにシャープは6.1型で2560×1600ドット(498ppi)のディスプレイを発表しているが(関連記事)、5型は大画面スマートフォンへの搭載も期待できるサイズといえる。

写真6●5型 高精細ディスプレイ<br>1080×1920ドット・443ppi。
写真6●5型 高精細ディスプレイ
1080×1920ドット・443ppi。
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