図●デバイス別iOS 6適用状況(出典:米Chitika)
図●デバイス別iOS 6適用状況(出典:米Chitika)
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 米Chitikaが現地時間2012年10月2日に発表した調査結果によると、北米の米Apple製モバイル端末における最新OS「iOS 6」の導入状況はデバイスタイプによって異なり、スマートフォン「iPhone」で最もインストールが進んでいるという。北米iPhoneの約60%ですでにiOS 6が稼働している()。

 iPhoneでは9月19日のiOS 6配信開始から、タブレット端末「iPad」および携帯型メディアプレーヤー「iPod touch」より急速にOSのアップグレードが行われた。なおiOS 6は配信開始からわずか24時間でiOS端末全体の15%にインストールされている(関連記事:「iOS 6」、配信開始24時間でiOS端末の15%に)。

 9月30日時点の各デバイスのiOSバージョンを見ると、iPhoneはiOS 6が60%で最も多く、次いで「iOS 5.1」が29%、「iOS 5.0」が5%だった。iPadはiOS 6が45%、iOS 5.1は39%、iOS 5.0は4%と、iPhoneと似た分布になった。iPod touchはiOS 6が39%、iOS 5.1が31%、iOS 5.0が4%でその他が26%と、分散傾向が強い。

 同調査ではiPod touchの第1世代および第2世代も対象に含まれるため、iOS 5以降にアップグレードできないiPod touchユーザーが多い。iPhoneも古い機種が対象に含まれているが、キャリアが展開する格安のモデル変更キャンペーンにより、新しい機種への買い換えが進んだとChitikaは分析している。

 なおChitikaによると、米Googleの「Android」は、直近の2つのバージョンである「Android 4.1」(開発コード名は「Jelly Bean」)と「Android 4.0」(同「Ice Cream Sandwich」)のAndroid端末における割合は合計でわずか22%という。

[米Chitikaの発表資料]