ソニーは2012年10月1日、Windows 8搭載の秋冬モデルを発表した。ノートパソコン4シリーズ16モデル、一体型デスクトップパソコン3シリーズ6モデルを、10月26日以降、順次発売する。
今回の目玉は、Windows 8のタッチ操作を生かした新しい2シリーズ。1つはタブレット形状に変形するUltrabook「VAIO Duo 11」。もう1つは液晶一体型デスクトップ「VAIO Tap 20」だ。
「Duo 11」は、閉じた状態ではタブレット形式だが、ワンタッチでディスプレイ部分がスライドし、ノートパソコン形状になるのが特徴。スタイラスペンが付属し、ソフトによっては、液晶画面上にペンで手書きすることもできる。想定価格は約15万円。
「Tap 20」は、ディスプレイ部分の角度を自由に調整でき、水平まで倒すことができる液晶一体型デスクトップパソコン。同社では「テーブルトップPC」と呼んでいる。液晶部分にバッテリーを搭載しているため、持ち運ぶことも可能だ。リビングのテーブルに置いて、家族で囲んでタッチ操作することを想定した作りになっている。CPUや付属する光学ドライブによって価格は異なるが、最も安いモデルの想定価格は約14万円。
ほかにもデスクトップパソコンで1シリーズ、ノートパソコンで2シリーズの一部のモデルで、タッチパネル液晶を採用している。
ソニーマーケティング株式会社ITマーケティング部下野裕統括部長は、「今年上半期のパソコンの出荷台数は対前年比で92%と前年割れだったが、下期は大規模なプロモーション活動を展開し、109%にまで伸ばしたい」と語った。