LPI-Japanは2012年10月1日、「Linux標準教科書Ver2.0.0」の無償提供を開始した。実習例として利用するOSを従来のCentOS5.1からCentOS6.3に変更。従来のPDF形式に加え「EPUB形式」での提供も行う。またLinuxのインストールについての章を追加、記述内容、実習例などを見直している。

 LPIはLinux技術者認定試験(LPIC:Linux Professional Institute Certification)を実施している国際組織で、カナダに本部がある。LPI-Japanは日本でLPICの普及・促進を行っている特定非営利活動法人(NPO法人)。

 「Linux標準教科書」は、LPI-Japanが2009年から無償公開しているもので、これまでに20万件ダウンロードされている。高校、大学、専門学校などで利用されている例もあるという。iPadおよびAndroidアプリとしても配布されている。

 クリエイティブコモンズライセンスに基づき公開されており、テキスト作成やアップデートについては、意見交換のメーリングリストとWikiサイトで、誰でも参加できる。

 「Linux標準教科書Ver2.0.0」は、LPI-Japanのサイトからダウンロードできる。