図●「ソーシャルクラウド基盤技術調査の概要と調査フロー(経済産業省「「ソーシャルクラウド基盤技術に関する調査研究」より引用)
図●「ソーシャルクラウド基盤技術調査の概要と調査フロー(経済産業省「「ソーシャルクラウド基盤技術に関する調査研究」より引用)
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 経済産業者は2012年9月28日、「ソーシャルクラウド基盤技術に関する調査研究」の報告書を公開した。ソーシャルクラウドとは医療、農業、行政などの社会情報システムのクラウド基盤。東日本大震災などで得られた教訓および、オープンガバメントの実現という政府の方針を踏まえ、従来の社会システムを災害に強いソーシャルクラウド基盤に移行するとともに、複数のソーシャルクラウドを論理的に統合してそのリソースプールを共通利用するインタークラウドの標準化が必要となると指摘している。

 ソーシャルクラウドを実現するための技術課題として、「インタークラウド(複数クラウド間連携・統合)」「CEP(複合イベント)処理機能」「データストア機能」「クラウド基盤」「BCP(事業継続計画)機構」を挙げ、それぞれについて先進技術動向、標準化動向、技術課題などを調査。提案・提言として、これらの技術開発を進めるべきとしている。

ソーシャルクラウド基盤技術に関する調査研究(PDF)へ]