AJC-CMSの構想図
AJC-CMSの構想図
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 日本ケーブルテレビ連盟は、AJC-CMS(全国ケーブルテレビ コンテンツ流通システム)を2012年10月より、利用料を徴収する形態で新たに運用を開始すると正式に発表した。

 AJC-CMSは、ケーブルテレビ地域コンテンツの全国的な制作・流通などを促進することにより、地域コンテンツを、競争上優位性のある大きな武器へと成長させることを目的に開発した。2011年12月から無償で運用を行っており、現在までに約230の事業者が利用・体験している。

 AJC-CMSの主な機能は、「アップロード/ダウンロード」(30分、60分、120分など長尺の番組完パケファイルデータ、番組内容や紹介文、時間尺などのテキストデータ、番宣素材など番組メタ情報、Cメタ情報のインポートなど)、「プレビュー」(プレビュー動画の自動生成、サムネイル静止画の自動生成、広告付プレビュー動画の作成など)である。さらに、「検索機能」(ジャンル/番組尺/有料、無料/支部/事業者/フリーワードなど)、情報交換SNS(番組内容や必要としている動画素材、放送機器など)、見積り機能、情報公開制限、独自グループの作成(地域ごと、既存連携ネットワークなど)といった機能を持つ。

 利用者は連盟正会員オペレータ(ケーブルテビ事業者)、連盟正会員サプライヤーが運営するCSチャンネル番組供給事業者およびAJC-CMS利用特別会員。当面は事業規模/カテゴリーによって月額固定料金を設定し、広く普及促進を図る。