米Microsoftは現地時間2012年9月27日、SNSでの影響力を測定するサービス「Klout」を運営する米Kloutとの提携を発表した。検索エンジン「Bing」にKloutとの連携機能を追加するほか、Kloutに対して戦略的投資を行う。投資額については明らかにしていない。
Kloutは2008年に開始されたサービスで、複数のSNSにおける利用度や人々とのつながりなどを測定し、どれくらい影響力があるか100点満点で数値を算出してKloutスコアとして表示する。「Twitter」でのフォロワー数、「Facebook」での友達の人数、誰とコンテンツを共有しているかなど、さまざまな要素を査定する。「Google+」「LinkedIn」「Wikipedia」なども対象にする。
Bingは6月にリニューアルを実施し、検索結果の画面を3カラム構成のデザインに変更した(関連記事)。右カラムに設けたサイドバーにソーシャル情報をまとめ、検索テーマについて知っている可能性があるFacebookの友達や、関連コンテンツをブログやTwitterに投稿したことがある人物を「People Who Know」セクションに提示する。
今回の提携により、KloutユーザーがBingのサイドバーに提示された場合、そのユーザーのプロフィールやKloutスコアを表示する。検索を実行した人にとって、このユーザーが提示された理由(影響力、信頼性)を確認するのに役立つとしている。
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