セコムは2012年9月27日、東京電力の子会社であるデータセンター事業者のアット東京を子会社化すると発表した。アット東京株式の50.9%を333億2700万円で買い取る。セコムが運用するデータセンターの総延床面積は23万平方メートルとなり、データセンター事業者として国内最大級になる。

 セコムはこれまで、子会社のセコムトラストシステムズを通じてデータセンター事業を行っており、同社のデータセンターの総延床面積は2万平方メートルである。さらにセコムは2013年10月に、同7000平方メートルのデータセンターを開設する予定だ。

 アット東京は同14万平方メートルの「中央データセンター」に加えて、2012年7月には同4万平方メートルの新データセンターをオープンした。アット東京はほかにもデータセンターを有しており、総床面積は20万平方メートルを超える。セコムとアット東京のセンターの床面積を合算すると23万平方メートルとなる。

 セコムはアット東京の買収発表と合わせて、関西地区での大規模データセンター開設に向けた準備を進めるとも発表している。