写真1●UnitPORTER.Naviの画面(Excel帳票)
写真1●UnitPORTER.Naviの画面(Excel帳票)
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写真2●UnitPORTER.Naviの画面(リソース表示ダッシュボード)
写真2●UnitPORTER.Naviの画面(リソース表示ダッシュボード)
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 日本ノーベルは2012年9月27日、サーバーラックの機器構成や監視データを可視化する運用管理ソフト「UnitPORTER.Navi」の新版を出荷した。新版では、ラック構成情報をExcel形式で出力できるようにした。価格(税別)は、基本ライセンスが160万円で、管理対象ラック当たり最大で1万6000円(1~9ラックまでの場合)が必要。

 「どのラックの何列目に何の機器が配置されているか」や「ネットワークケーブルや電源ケーブルがどう配線されているか」などを、ビジュアル要素(ラックや機器のグラフィックス)を利用して視覚的に把握できる。さらに、消費電力や温度など、各種の監視センサーから取得したデータも機器の構成とひも付けて管理できる。

 ラックに収容する機器のグラフィックス画像として、あらかじめ著名なベンダー機器のアイコンを用意している。また、独自の画像を取り込んで利用することもできる。監視データは、電流や温度などの各種センサーから取り込めるほか、SNMP(Simple Network Management Protocol)などのTCP/IPベースの標準手法で収集できる情報であれば、任意のデータを取得できる。

 今回の新版では、主に以下の三つの機能を追加した。(1)ラック構成図や諸元値などをExcel形式で帳票出力できるようにした(写真1)。(2)リソース表示用のダッシュボードを追加した。ラック使用率、電源の余力、荷重の余地などのリソースに関する情報を一つの画面にまとめて表示する(写真2)。機器の増設時に空きスペースを効率よく見つけられる。(3)フロアマップに色分けした温度分布を重ねて表示できるようにした。

 稼働環境は、以下の通り。Webアプリケーションとして動作し、OSがWindows Server 2008 R2(推奨)、WebサーバーがIIS 7.0以上。別途、構成管理データの管理用にSQL Server 2008(SQL Server 2008 Expressを含む)が必要。