東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)は2012年9月27日、東京スカイツリーからの放送波の送出を10月1日に開始すると発表した。東京タワーからの電波の受信が難しかったビル陰の地域などでもTOKYO MXの電波を受信できるようになる。「特に東京都西部地区の受信環境が大幅に改善される」という。

 TOKYO MXは東京スカイツリーへの移転にあたり、近隣県の放送局との混信を回避するため、利用周波数を従来の帯域(地上デジタル放送の第20チャンネル)から第16チャンネルに変更する。多くのデジタルテレビは自動的に放送周波数変更に対応するが、一部の機種は手動によるチャンネル再設定が必要になる。TOKYO MXは視聴者への広報を行ったり専用のコールセンターを設置したりするなど、円滑な周波数変更のための措置を講じている。

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