NTT東西地域会社は2012年9月26日、次世代ネットワーク(NGN)を経由でIPv6ネイティブ接続サービスを提供できる相互接続方式(IPoE方式)について、接続約款の変更を総務大臣に認可申請した。これまで最大3社としていた接続事業者数の制限を最大16へ拡大した。

 総務大臣の認可を得た後、接続事業者からの申込みを受け付ける。年内にNTT東西に相互接続を申込めば、2014年3月以降にIPoE方式によるサービス提供が可能だとしている。

 現在、IPoE方式でNTT東西と相互接続している事業者は、BBIX、JPNE(日本ネットワークイネイブラー)、インターネットマルチフィードの3社である。インターネット接続事業者は、これらのIPoE事業者を介してNTT東西のフレッツ光 ネクスト回線ユーザー向けにIPv6インターネットのネイティブ接続サービスを提供している。

 フレッツ 光ネクストのユーザーがIPv6インターネットを利用するにはIPoE方式と、PPPoE通信を使うトンネル方式の二つがある。トンネル方式は、NGN内部の通信に使うIPv6アドレスとインターネット上のIPv6アドレスを識別、変換するアダプターの追加設置が必要だが、IPoE方式の場合は、NTT東西の「フレッツ・v6オプション」に申し込めばアダプタ無しでIPv6インターネットを利用できる。

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