写真●オンサイト保守サービスの対象としては最もエントリーモデルとなるTS-469 Proの外観
写真●オンサイト保守サービスの対象としては最もエントリーモデルとなるTS-469 Proの外観
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 テックウインドは2012年9月24日、中小企業向けのNAS兼iSCSIストレージ「QNAP Turbo NAS」(写真)のオプションとして、故障時にユーザー企業まで出向いて部品や本体を交換する企業向けの保守サポート「オンサイト保守サービス」を発表した。特徴は、本体の購入価格が10万円を切るような低価格なモデルから利用できることである。NASの開発会社は、台湾のQNAP Systems。

 オンサイト保守の対象のうち最もエントリーに位置するモデルは、タワー型(キューブ型)の「TS-469 Pro」(3.5インチドライブ×4基)である。同モデルの想定売価は、本体(ディスクなし)で8万4000円。オンサイト保守と4TバイトHDD(1Tバイト×4基)をセットにした想定売価は、保守期間3年間が31万8000円、保守期間5年間が38万8000円である。

 エントリーモデルを含むいくつかのモデルの特徴は、CPUにAtomを採用して、省電力を図っていること。TS-469 Proの消費電力は、500GバイトHDDを4基搭載した場合、電源オフ(Wake on LANモード)時に1W、スリープモード時に25W、作動時に43W---、である。このほか、TS-469 Proでは、空調/冷却ファンを9cmと大型にすることで、動作音を待機時に34.1dB、作動時に36.8dBに抑えている。

 一方、最上位機種「TS-EC1679U-RP」はラックマウント型(高さは3U)で、3.5インチドライブを16基まで搭載する。CPUには、クアッドコアXeon E3-1225(3.1GHz)を採用、メモリーはECCタイプで4Gバイトを搭載する。同機種の想定売価は、48TバイトHDD(3Tバイト×16基)と5年間のオンサイト保守を付けて、219万8000円である。