アシストは2012年9月25日、PostgreSQL 9.2のサポートサービスを発表し、同日サービスを開始した。9月10日にリリースされたPostgreSQLの最新バージョン(9.2)に対しても、既存バージョンと同様に製品サポートを提供する。サービス価格とサービス期間(10年間)は、既存の各バージョン(PostgreSQL 8.0~9.1)向けのサポートメニューと同じ。

 オープンソース(OSS)のリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の一つであるPostgreSQLの製品サポートサービスを、有償で提供する。サポートの内容は、マニュアルレベルの確認と発生事象の再現確認、ソースレベルの確認と修正パッチの提供、各種ミドルウェアのサポート。サポートの手段は、電話、ファクス、Webフォーム、電子メール。対応時間は、平日9:00~17:00または24時間365日のいずれか。

 なお、PostgreSQLの新バージョン(9.2)では、性能や可用性が高まっている。例えば、性能では、マルチCPU時に最大64コアまでスケールアップするという。インデックスだけを参照して検索結果を返す「Index-only scan」機能を搭載する。可能性では、待機系サーバーから別の待機系サーバーにデータを複製する「カスケードレプリケーション」機能を備えている。

 サポートサービスのエディションと価格(税別)は、PostgreSQLの全バージョンに共通で、以下の通り。(1)最上位の「エンタープライズ」は、24時間365日のサポート対応で、1サーバー当たり年額88万円、25サーバー当たり年額550万円、全社契約で年額1200万円から。(2)標準の「スタンダード」は、平日9:00~17:00のサポート対応で、1サーバー当たり年額44万円、25サーバー当たり年額275万円、全社契約で年額600万円から。

 これとは別に、サポート内容をマニュアルレベルの確認/発生事象の再現確認に限った「エントリ」エディションも用意している。価格は、平日9:00~17:00のサポート対応で、1サーバー当たり年額24万円。