博報堂DYメディアパートナーズとTメモ、ビデオリサーチは2012年9月21日、テレビ番組やラジオ番組の関連情報を自動的にスマートフォンに配信するアプリ「RNBテレオト」を開発したと発表した。あらかじめ番組に設定された音声コードからシーンを識別し、関連情報をスマートフォンの画面に表示する。南海放送のテレビ番組「テレオト」(2012年9月22日、29日の14時30分~14時45分)、ラジオ番組「テレオト、ラジオとヒトミとモスト」(2012年9月21日、28日の23時~23時20分)において、2週間にわたり実証実験を行う。

 RNBテレオトは、ビデオリサーチ保有の音声認識技術「VRON」(ブイロン)を活用したアプリケーション。視聴者がスマートフォンで取り込んだ音声から、あらかじめ番組音声に設定した情報を抽出して専用サーバーに送信し、その番組シーンに対応した情報を視聴者のスマートフォンに配信・表示させる。視聴者はスマートフォンでRNBテレオトを起動し、番組内で流れる特定の音声を読み取るだけで、関連情報を受信/閲覧できる。番組連動の視聴者参加型企画への展開や、インフォマーシャル、CMと連動した企業マーケティングコミュニケーションへの活用が可能になるという。

 今回実施する実証実験放送では、視聴者は「RNBテレオト」を起動して番組内に流れる特定の音声を読み取るだけで、番組や広告主の商品・サービスに関する詳細情報や商品の割り引きクーポンなどをスマートフォンで受信したり、広告主の商品プレゼントに応募したりできる。

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