写真●ホンダの伊東孝紳社長
写真●ホンダの伊東孝紳社長
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 東芝とホンダは2012年9月21日、さいたま市が実施するスマートホームの実証実験に参画すると発表した。2013年度中に、両社の技術を使ったエネルギー管理システムを導入する。

 東芝は次世代電力計(スマートメーター)を使って住宅3棟のエネルギー管理や家庭用機器の制御を担う。ホンダは電気自動車(EV)などを提供する。実証実験では両社の機器やシステムをつなぐ仕組みとしてクラウドサービスを検討する。

 ホンダは実証実験の成果を踏まえて2015年から、一般向けに「Hondaスマートホームシステム」を販売することを目指す。21日に記者会見を開いたホンダの伊東孝紳社長は「東芝には『フィットEV』でバッテリーを供給してもらっている。お互いに協力すれば、暮らしのコミュニティー単位で大幅な省エネが図れる」と語った(写真)。