写真●新東名高速道路の道路管制センター
写真●新東名高速道路の道路管制センター
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 NECは2012年9月20日、中日本高速道路(NEXCO中日本)に、新東名高速道路の交通管制システムを納入したと発表した。道路に設置した「交通量計測センサー」から収集したビッグデータを高速処理することで、リアルタイムに交通情報を提供できるという(写真)。

 新システムは約1分間隔で車両通過データを収集する。これまではおよそ5分間隔で集めていた。また、744カ所のアクセスポイントに設置したスイッチ機器やセンサー、非常電話をつなぐ「アクセスネットワーク」をこれまでの銅製の通信ケーブルから光回線に切り替えることで、ビッグデータの収集などに耐えられるようにした。

 大規模災害が起きて新東名の交通管制システムが使えなくなっても、東名高速道路や中央自動車道のシステムで処理を引き継げる仕組みを採用している。