写真●米Appleがソフトウエアアップデートの提供を開始した「iOS 6」
写真●米Appleがソフトウエアアップデートの提供を開始した「iOS 6」
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 米アップルは現地時間2012年9月19日、同社のiPhone、iPod touchおよびiPad向けモバイルOSの最新バージョン「iOS 6」の提供を開始した(写真)。対応機種はiPhoneの3GS以降(3GS/4/4S/5)、第4世代と第5世代のiPod touch、iPad2および「新しいiPad」(第3世代iPad)となっている。

 iOS 6は、従来搭載していた米グーグルのGoogleマップを利用する地図アプリに代えてアップルが独自に設計したベクトルベースの地図アプリを搭載するほか、音声アシスタントの「Siri」の対応言語増加やSNS連携機能の追加、電子チケット統合管理アプリ「Passbook」の新規搭載など合わせて200を超える新機能の追加や機能強化が図られている(関連記事:Appleが「iOS 6」を発表、独自地図サービス、Facebook統合、Siriを強化)。

 既存ユーザー向けのアップデートファイルの配信は日本時間の未明から既に始まっており、iOS 5以降導入済み端末の場合は、「設定」を開いて「一般」-「ソフトウェアアップデート」とたどることで端末単体でアップデートできる。iOS 5未満の端末の場合はパソコンと接続してiTunes経由でアップデートする必要がある。アップデートファイルのサイズは端末環境などによって変化するが、例えば端末がiPhone 3GSでiOS 5.1.1からのアップデートの場合で504Mバイトとなっている。