シマンテックは2012年9月19日、セキュリティソフトの新製品「ノートン 360 マルチデバイス」および「ノートン インターネット セキュリティ」「ノートン アンチウイルス」「ノートン 360」の新版を発表した。同社オンラインストアでは9月19日に発売。量販店などでは9月21日に販売を開始する。

 ノートン アンチウイルスはウイルス対策や個人情報保護の機能を備える。ノートン インターネット セキュリティは、アンチウイルスの機能に加え、ファイアウオールや迷惑メール対策などを備えた統合セキュリティソフトである。ノートン 360は、インターネット セキュリティのセキュリティ機能に、オンラインストレージ(標準の容量は2GB)やバックアップ機能などを追加した。いずれもWindows XP/Vista/7/8に対応する。

 今回発表されたこれらの新版では、信頼できるかどうか分からないWebサイトへのアクセスを警告する「Webインサイト」という機能を実装した。例えば、構築されたばかりの、個人情報を入力するようなWebサイトにアクセスすると、アクセスを一時的にブロック。そのWebサイトの詳細情報を表示して、アクセスを続行するかどうかをユーザーに尋ねる。

 なお、危険であることが明らかなWebサイトへのアクセスを遮断する機能は、従来製品でも備えている。

 そのほか、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に書き込まれたURL(リンク)の安全性をチェックする機能を強化。SNSとして従来対応していた「Facebook」に加えて、国内大手の「mixi」にも対応した。

 新登場したノートン 360 マルチデバイスは、オンラインストレージの容量を25GBに増やしたノートン 360に、Mac対応のセキュリティソフト「ノートン インターネットセキュリティ Mac版」と、Android搭載スマートフォン/タブレットに対応した「ノートン モバイル セキュリティ」を同こんした製品。1製品(1ライセンス)で、OSを問わず合計3台の機器にインストールできる。

 価格は、有効期間1年のノートン 360 マルチデバイスが8980円。有効期間1年のノートン 360およびインターネット セキュリティ、アンチウイルスの価格は、それぞれ8480円、6480円、4980円。いずれも3台のパソコンにインストールできる。

 ノートン 360はダウンロード版のみを販売。それ以外は、ダウンロード版とパッケージ版の両方を販売する。価格は同じ。