写真●西安ソフトウエアパークが都内で開催した日本のITベンダーとの交流会の様子
写真●西安ソフトウエアパークが都内で開催した日本のITベンダーとの交流会の様子
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 中国・西安ソフトウエアパークを運営する西安高新技術産業開発区管理委員会は2012年9月19日に都内で日本のITベンダーとの産業交流会を開催した(写真)。西安の現地ITベンダーも来日し、日本のITベンダーへ西安への進出を売り込んだ。

 西安ソフトウエアパークにはNECや富士通など50社を超える日本のITベンダーが進出している。2001年に西安へ進出したNECの山元正人執行役員常務は「西安には優秀な人材がたくさんいる。ビッグデータなど最新のソフトウエア開発にも参加してもらっている。NECのソフトウエア開発にはなくてはならない存在だ」と述べた。

 中国6拠点で約500人の技術者を抱えるTISの海外事業企画室の丸井崇室長は「中国でのオフショア事業を拡大している。データセンターなど中国国内向けの事業も強化したい」と意気込む。

 西安高新技術産業開発区管理委員会の陳洪濤副主任は「西安には優秀なIT人材が豊富にいる。コストが厳しく難易度の高い仕事を発注してほしい。日本企業のオフショア開発の原動力となりたい」と話した。