写真1●無線LAN AP機能を搭載したフォーティネットのUTM「FortiWiFi-40C」(左)と「FortiWiFi-60C」(右)
写真1●無線LAN AP機能を搭載したフォーティネットのUTM「FortiWiFi-40C」(左)と「FortiWiFi-60C」(右)
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写真2●円盤型になった無線LAN AP「FortiAP-221B」
写真2●円盤型になった無線LAN AP「FortiAP-221B」
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 フォーティネットジャパンは2012年9月19日、無線LANアクセスポイント(AP)とUTMを一つのきょう体に統合したアプライアンス「FortiWiFi-40C」および「FortiWiFi-60C」(写真1)の発売を開始した。FortiWiFiは、同社のUTM「FortiGate」に無線LAN AP機能を追加したもの。一体化することで、ユーザーが製品を組み合わせたり、設定したりする必要がなくなる。同社は、中小規模の企業や小売業の拠点などに向くとしている。

 FortiWiFiは、UTMとしてファイアウォールやアンチウイルス、アンチスパムといったセキュリティ機能を備える。加えて、無線LANコントローラーやクライアント証明書を使ったユーザー認証機能なども搭載する。FortiWiFi-40CとFortiWiFi-60Cは処理性能などが異なる。ファイアウォール機能だけをオンにしたときのスループットが、40Cは200Mビット/秒であるのに対して60Cは1Gビット/秒となる。また、60CはExpress Cardスロットを備える。

 フォーティネットジャパンは同時に、無線LAN AP「FortiAP-221B」(写真2)を販売した。FortiGateや今回発表されたFortiWiFiの無線LANコントローラーと組み合わせて使用できる。同社のAPはこれまで箱型だったが、円盤型にすることで天井などに設置しても目立ちにくい外見となった。

 各新製品の価格は、ハードウエアと初年度の保守費用を合わせて、FortiWiFi-40Cが11万3000円、FortiWiFi-60Cが17万3000円、FortiAP-221Bが11万9000円。