米Yahoo!が米国の全従業員に新しいスマートフォンを支給することが、米メディア(Business Insider)の報道で明らかになった。

 対象となるのは米国のフルタイムおよびパートタイム社員で、米Appleの「iOS」、米Googleの「Android」、米Microsoftの「Windows Phone 8」をベースにした最新スマートフォンが用意されるが、カナダResearch In Motion(RIM)の「BlackBerry」はリストに入っていない。

 同メディアが入手したMarissa Mayer最高経営責任者(CEO)の従業員向け電子メールによると、スマートフォン支給は「Yahoo! Smart Phones, Smart Fun!」と呼ぶプログラムの一環で、「22カ国で、企業電話として使用していたBlackBerry端末をやめ、スマートフォンへの移行を図る」という。その理由として同氏は、「ユーザーと同様のデバイスを従業員が持つことで、大半のユーザーと同様に我々も考え、働くことができる」と説明している。

 従業員はAppleの「iPhone 5」のほか、韓国Samsung Electronics製の「Galaxy S3」、台湾HTC製の「One X」または「EVO 4G LTE」、フィンランドNokia製の「Lumia 920」から端末を選べる。データ通信および通話料金についてもYahoo!が負担するという。Yahoo!は高速の新機種を与えることで、従業員の士気向上も狙う。