米Appleは現地時間2012年9月17日、スマートフォンの最新モデル「iPhone 5」の注文受付を開始して24時間で予約台数が200万台を突破したと発表した。前モデル「iPhone 4S」の記録を2倍上回った。
iPhone 4Sは予約受付の初日に100万台以上の注文が集まった。発売後3日間の販売台数は400万台を突破した（関連記事：「iPhone 4S」は発売後3日間で400万台販売、「iPhone 4」の2倍以上）。
Appleによると、iPhone 5の注文数はすでに初回出荷分を上回り、これまでの予約の大半は発売予定の9月21日にユーザーの手元に届くものの、一部の予約は配達が10月にずれ込む見通しという。
iPhone 5は従来の3.5インチディスプレイから4インチディスプレイに拡大し、やや縦長のフォルムになった。厚さが7.6mm、重量が112gと、iPhone 4Sより18％薄く、20％軽い。次期モバイルプラットフォーム「iOS 6」を搭載し、第4世代（4G）通信と呼ばれるLTEに対応する。9月12日の特別イベントで発表され、9月14日に注文の受付を開始した。米国や日本を含む9カ国／地域で9月21日に発売する（関連記事：Appleが従来比2倍性能の「iPhone 5」を発表、画面サイズは4インチに拡大 ）。
米Wall Street Journalの報道によると、注文受付を開始して1時間後には初回出荷分が品切れになったらしく、Appleサイトで表示される出荷見通しが先に延び始めた。米キャリアでの注文も多数よせられ、米AT＆Tは明確な数字を示していないものの「記録的な注文数が集まった」と報告、米Sprint Nextelは「注文は即座に当社の予測台数に達した」と述べた。米Verizon Wirelessは予約数についてコメントしていない。
現時点でAppleオンラインストア（米国サイト）を確認すると、新規に予約注文した場合の出荷見通しは「2～3週間」となっている。
なお、Appleの株価は9月17日に1.23％高（8.50ドル高）699.78ドルで通常取引を終えたあと、時間外取引で701.60ドルまで上昇した。
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