写真●福島県郡山市に開設するスキャニングセンター「SGシステム 福島BPSセンター」
写真●福島県郡山市に開設するスキャニングセンター「SGシステム 福島BPSセンター」
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 SGホールディングスグループ傘下の情報システム会社として佐川急便の物流システムなどを手がけるSGシステムは2012年9月14日、福島県郡山市に、佐川急便の配送伝票のデータ化処理を行うためのスキャニングセンター(写真)を開設すると発表した。9月21日から稼働する。東日本大震災で被害を受けた福島県でスキャニング事業を開始することで、現地に約160人(協業企業での雇用も含む)の新規雇用を創出し、地域の復興を支援する。

 同社は、佐川急便が取り扱う宅配便などの貨物追跡情報の管理、配送伝票のデータ化処置、官公庁や自治体における帳票類のスキャニングデジタル化などを手がけている。

 今回開設するスキャニングセンター(名称「SGシステム 福島BPSセンター」)は、JR郡山駅から車で約5分の距離に立地。高速汎用スキャニングマシン27台を有し、1日最大380万枚の伝票のスキャン処理が可能だ。開設当初は、佐川急便の配送伝票のスキャン、およびデータ入力業務から開始し、その後、グループ外の企業に向けてもスキャニングサービスを提供していく計画だ。