アップルは2012年9月12日(米国時間)、デザインを一新した新型のスマートフォン「iPhone 5」を発表した(関連記事)。従来機種より縦に大きな4インチのディスプレイを搭載しつつ、薄型化と軽量化を実現した。厚さは7.6mm、重さは112g。プロセッサーは新開発の「A6チップ」を搭載して、処理性能と描画処理性能を高めた。

 iOSは6にバージョンアップし、同社が開発した地図アプリ「マップ」や映画やコンサートのチケット、飛行機の搭乗券、クーポンなどをまとめて整理できる「Passbook」などの新機能を搭載する。

 iPhone 5は下り最大100MbpsのLTEをサポート。世界の大手通信キャリアからLTE対応機種を投入する計画だ。日本ではiPhone 4Sと同様、ソフトバンクモバイルとKDDI(au)から9月21日に発売される予定だ。価格や料金プランは現時点で両者とも発表していない。米国での価格は、2年契約で16GBモデルが199ドル、32GBが299ドル、64GBが399ドル。14日から予約を受け付ける。

米国の発表会でiPhone 5を発表する米アップルのティム・クックCEO
米国の発表会でiPhone 5を発表する米アップルのティム・クックCEO
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 アップルは日本国内でiPhone 5を報道陣に披露する説明会を開催した。ここで展示された実機に触って分かったiPhone 5の実力に迫ってみよう。

4インチのディスプレイを備え、縦に大きくなったiPhone 5
4インチのディスプレイを備え、縦に大きくなったiPhone 5
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