AXSEEDは2012年9月12日、Android端末向けのIPプッシュシステム「A-Push」を発表した。Android端末で業務システムを利用する一般企業や、プッシュ通知機能を搭載した業務システムを開発したいベンダー向けに10月から提供を開始する。

 A-Pushは、A-PushサーバーとAndroid端末にインストールするエージェント(A-Push Agent)で構成される独自開発のシステム。米GoogleがAndroid向けに提供しているIPプッシュ技術「C2DM(Cloud to Device Messaging)」「GCM(Google Cloud Messaging)」が利用できない閉域網やGoogle Play非対応端末でもIPプッシュ通知を可能にする。

 プッシュ通知するメッセージの保持期間や再送条件など15以上の設定項目があり、サーバー性能に応じたチューニングが可能。また、システム構築後に利用端末が増えた場合でも、A-Pushサーバーを増設して簡単に冗長構成を組むことができるとしている。

 オンプレミス向けのサーバー/エージェントソフト利用ライセンス、または月額制のクラウドサービスの形態で提供。オンプレミス向けライセンス料は40万円/100端末から、クラウドサービスは月額1万円/100端末から。そのほか、クラウドサービス事業者向けにもIPプッシュ基盤をクラウドサービスの形態で提供する(料金は個別見積もり)。