米Intelは2012年9月11日(現地時間)、サーバー向けのプロセッサXeonについて、次世代アーキテクチャを採用したE7ファミリーとE5ファミリーの2つを発表した。米サンフランシスコで開催している開発者向けカンファレンス「Intel Developers Forum(IDF) 2012」において、データセンター&コネクテッドシステムズ担当のDiane Bryant氏(写真1)が、報道陣向けのブリーフィングで明らかにしたもの。
新しいXeon E7ファミリーとE5ファミリーは、クライアント向けプロセッサのIvy Bridgeアーキテクチャ以降で採用している22nmプロセス技術を採用したプロセッサ。Ivy Bridge世代のXeonとしては、2012年5月に発表したエントリー向けのE3ファミリーに続き、E7ファミリーとE5ファミリーがそれぞれハイエンド向けとミドルレンジ向けとなる。
Ivy Bridge世代の製造技術を使うことでパフォーマンスや消費電力を改善しているほか、「APICv」と呼ぶ新しい仮想化機能を搭載する(写真2)。
テストユニットの提供を開始、2013年中の出荷を予定している。
Bryant氏はさらに、マイクロサーバー向けにXeon E3ファミリーよりも低消費電力の「Atom S」シリーズ(開発コード名:Centerton)を2012年の第4四半期に提供開始することも明らかにした(写真3)。2013年には22nmプロセス技術を使った第2世代のAtom Sシリーズ(開発コード名:Avoton)を提供するという。