写真●NetdataArchiv@の画面(メールの検索/閲覧)
写真●NetdataArchiv@の画面(メールの検索/閲覧)
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 イー・ポストは2012年9月11日、機能を絞ることで価格を抑えたメールアーカイブ装置の新製品「NetdataArchiv@」(写真)を発表した。9月12日に販売開始する。既存のネットワークフォレンジック装置「E-Detective」の機能下位版に相当する。開発会社は、台湾のデシジョングループ(Decision Group)。

 スイッチのミラーポートからパケットをキャプチャしてデータを抽出/格納/管理するネットワークフォレンジック装置である。汎用の上位機種であるE-Detectiveの機能をベースにしつつ、抽出データを電子メール(SMTP、POP/IMAP、Webメール)に特化させ、メールアーカイブ(長期保存)用途の専用装置として製品化した。

 収集できるパケットの種類に応じて、メール専用の「NetdataArchiv@MAILライト5」のほかに、上位の「NetdataArchiv@MAILベーシック5」も用意した。メールに加えてHTTP(Web)、FTP、Telnet、動画、各種IM/各種P2Pなどを収集/格納する。ベーシック5ではさらに、オプションでHTTPS/SSL通信のデータをインターセプト(プロキシーで仲介)形式で取得できるようにしている。

 価格(税別)は、最小構成(5ユーザーまで)で、MAILライト5が20万円から、MAILベーシック5が25万円から。オプションのHTTPS/SSLが7万円から。なお製品は、タワー型のPCサーバーに専用のソフトウエアをインストールしたアプライアンスとして提供する。