SCSK、電通国際情報サービス(ISID)、野村総合研究所(NRI)は2012年9月10日、米アマゾン・ウェブ・サービスのクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」のセキュリティー対策をまとめた文書を共同で作成したと発表した。2012年9月から無償で一部を公開している。

 「金融機関向け『Amazon Web Services』対応セキュリティリファレンス」は金融情報システムセンター(FISC)の安全対策基準に基づいて、AWSのセキュリティー対策を調査したもの。3社のAWSを活用したシステム構築・運用の実績を踏まえて、FISCが定める安全基準に対するAWSの対応状況をまとめている。SCSKによれば、FISCの基準に沿ってAWSのセキュリティー対策をまとめたものはほかにないという。

 セキュリティリファレンスにはサマリー版と詳細版の2種類がある。サマリー版はSCSKISIDNRIのホームページからダウンロードできる。詳細版はアマゾンデータサービスジャパンと秘密保持契約を結ぶ必要がある。