写真1●大日本印刷「チェックインマガジン」の電車内向け画面の例
写真1●大日本印刷「チェックインマガジン」の電車内向け画面の例
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写真2●チェックインマガジンのスタジアム向け画面の例
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 大日本印刷は2012年9月10日、特定のエリアに限定して電子雑誌などのデジタルコンテンツを配信する新サービス「チェックインマガジン」を開始すると発表した。多くの人が集まる場所で、その“場”に最適なデジタルコンテンツを配信することで、そこにいる時間を快適に過ごせるようにする。

 利用者は、iOSやAndroidに対応したスマートフォン/タブレット端末か、パソコンにチェックインマガジン閲覧用アプリケーションをダウンロードして利用する。利用者はアプリを通じて、その施設・店舗のコンセプトや立地、時間帯に応じた電子雑誌などのコンテンツを閲覧できる。閲覧時に、会員登録やクレジットカード情報入力の必要がないのも特徴。施設・店舗のクーポンなど販促用の情報を配信することもできる。

 大日本印刷は電車内(写真1)、スタジアム(写真2)、カフェ、ホテルなどでチェックインマガジンのサービスを提供していく方針。2015年度に10億円の売上高を目指すとしている。

 チェックインマガジンの一部機能は、全日本空輸(ANA)が9月10日に伊丹空港のラウンジでサービス開始したデジタル雑誌サービス(関連記事)で既に採用されている。ANA向けサービスのシステム開発は、大日本印刷が筆頭株主となった日本ユニシス(関連記事)が担当した。

[大日本印刷の発表資料]