写真●富士通フロンテックと大日本印刷が2012年11月末から出荷するラベル型RFIDタグ
写真●富士通フロンテックと大日本印刷が2012年11月末から出荷するラベル型RFIDタグ
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 富士通フロンテックと大日本印刷は2012年9月10日、新たにRFIDタグ用途で使えるようになった周波数であるUHF(極超短波)920MHz帯に対応した書類管理用ラベルタグの新製品(写真)を発表した。価格は10万枚ロットの場合1枚当たり18円で、従来製品比で約50%の低価格化を実現した。出荷予定時期は11月末。

 新しいタグは、新周波数(920MHz)と現行周波数(950MHz)の両方に対応する。ハンディーターミナル型RFIDタグリーダーを使用すると、1000枚の書類を約30秒で読み取ることができ、書類管理業務の負荷を低減できる。通信距離が6~7メートルと長いため、書類保管庫の出入り口にゲートアンテナを設置すれば、持ち出し管理や盗難防止などの目的にも使える。

 富士通フロンテックと大日本印刷は、DVDなどの光ディスク添付用の新周波数対応RFIDタグラベルも発表している(関連記事)。

[富士通フロンテックの発表資料]