写真●AmiVoice Communication Suiteの画面(オペレーター用)
写真●AmiVoice Communication Suiteの画面(オペレーター用)
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 アドバンスト・メディアは2012年9月7日、コールセンター向けの音声認識ソフト「AmiVoice Communication Suite」(写真)を強化し、音声対応が適切だったかをスコア化するようにしたと発表した。同日、強化版を販売開始した。価格(税込み)は、100席で2100万円から。販売目標は、今後1年間で20セット。

 元々、AmiVoice Communication Suiteは、顧客とオペレーターの音声通話を日本語テキストに変換する機能を持つソフトである。これに対し、新機能「通話品質評価機能」では、音声通話で発せられた日本語の内容や時間情報(タイミング、発話速度)から、対応品質をスコア化する。これにより、音声対応の品質を把握できるようになる。

 提供する評価ポイントは四つ。(1)「キーワード評価」は、話すべきキーワードや、話してはならないキーワードが実際に話されたかを調べる。(2)「話速評価」は、適切なスピードで話しているかを調べる。(3)「発話タイミング評価」は、顧客の言葉との間合いの適切さを調べる。(4)「通話時間評価」は、通話時間などを調べる。これら四つの評価ポイントをスコア化する方法はカスタマイズできる。

 評価結果は、通話ごとのスコア、各オペレーターごとの平均スコア、全体のスコア分布、前月との対比など、各種の視点で表示できる。評価は、画面上で確認できるだけでなく、評価シート(レポート)として印刷もできる。評価データをCSV(カンマ区切り)出力もできる。